抄録
国際化に伴い, 国際理解教育が重要視され, 学校現場でも様々な形で取り組まれている。しかし, 未だ, 知識が先行し, 世界の中の日本人, 地球社会人としての資質・態度の育成に試行錯誤の状態である。そこで, これまでの吸収型から吸収・発信型への転換を図り, 子供の主体的な異文化・自文化理解への探求活動を重視した国際交流を中心としたプログラムを開発し, スペインと日本の相互交流による実践を通して, 食習慣を題材とした国際理解教育プログラムの有効性を検証し, カリキュラムの共通化に向けての知見を得る。