日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
セッションID: 30-4A2
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30-4A2 モノと人との関わり合いとしての科学の学び
吉岡 有文
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キーワード: 科学教育, 物理教育, 観察, 実験
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抄録
科学はモノと人とが関わり合う社会的、文化的な実践である。科学を学ぶということは、その実践に参加し、科学に関わり合っていくことである。理科室にある様々なモノたちとそれらのモノと関わり合う活動は、科学という社会的、文化的な実践に発展するためのリソースとなり、科学すること、物理することの意味、意義がわかる状況をつくり出している。従って、学校の科学教育、物理教育で大切なことは、生徒と教師が協力して、モノとの関わりをもつような物理的、社会的な学習環境をデザインすることである。そのことにより、生徒と教師の科学の学びが相互実現される。
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© 1997 日本科学教育学会
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