日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
セッションID: 31-3D2
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発表
31-3D2 理科学習における問題解決と推論過程 : 赤と青のセロファン紙の重ね合わせ
池田 博昭下條 隆嗣
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キーワード: 理科教育, 問題解決, 推論
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抄録
本研究では, 「問題」に係わる「経験」の差異が「推論」に与える影響を調べるための調査を行った.調査より, 次のことが明らかになった.(1)経験が豊富で, 問題に関する知識が十分体制化されている場合, 比較的問題解決の処理速度は速くなると考えられる.(2)推論に関し, 実験等により, 正しい結論は導出されても, 何故そうなるかという推論が不十分である傾向が見られる.(3)問題解決に必要な知識は, 必ずしも使用されるとは限らない.
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© 1997 日本科学教育学会
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