抄録
今 すすめるべき教育は、21世紀を地球市民として豊かに生きぬく人間の育成である。最近のアメリカ、ドイツ、中国における環境教育の視察、およびアメリカの建築教育に参加した結果や上越市立大手町小学校、上越教育大学付属小・中学校の研究報告について、環境学習や科学教育、技術教育に視点を当ててみた。その中で、地域の調べ学習や地域の事業に参加する活動、総合的な問題解決のための実践的な学習などの重視がみとれた。特に、個性の伸長とともに、持続可能な環境実現へ向けての努力や共存・共栄できる資質の育成に力を入れている点は学ぶべきと考える。