抄録
図形ソフトが学校数学に取り入れられるようになり,10年が経過した.そこで,本研究では、その利用に関する諸研究を再整理し,今後の研究の方向性を検討した.再整理をした結果,図形ソフトの導入により生まれる「学習における新しい知的学習環境に関する研究」と,その環境の中で行われる「図(drawing)と図形(figure)と作図に関する研究」, 「コンピュータ上での探究活動,発見学習に関する研究」, 「証明の機能の変化,推測から証明へに関する研究」という動向が同定された. さらに, これらの活動を支えるために教材開発も数多く行われている.