31-4F3 現場から問題をすくい取り、現場に返せる教育実践学を : 「具体性」と「実践性」を軸に

抄録

「科学教育における教育実践学の確立に向けて」現場に影響力のある著作を出している立場から提言する。現場にたいして科学教育プロパーというべき人々の影響力は落ちてきているが、それはアカデミズムと現場の問題意識との間の乖離が大きくなっていることである。これからの教育実践学は、現場から問題をすくい取り、その研究成果を現場に返せるものでありたい。そのためには、現場に影響力をもつ個人・団体の著作・成果を一歩でも超える研究をする必要があろう。その参考として、文献紹介を行う。