抄録
本研究では, 科学教育におけるループリックの実践例について, 米国 Louisiana Southeastern University Laboratory Schoolで調査を行った。ループリックの開発方法には, (1)大学教官と教師が協働で開発する場合と,(2)教師が同僚と協働で開発する場合, (3)教師が個人的に開発する場合とがある。教師は, 学習目標や児童・生徒の実態に合わせ改訂を繰り返し, 実践を行う。学習内容に即したループリックを用いればより詳細なパフォーマンスアセスメントが可能になり, 授業の改善に役立つと考えられる。