本研究では,世界の教師が、子供達とどのようにコミュニケーションしているかを、アンケート調査とインタビューによって、分析したものである。①授業中における教師の態度、②長期欠席に対する教師の態度、③授業における学習指導、④生徒に求める能力、⑤教育にとって大切なものなどについて、調査した。その結果、日本人教師と外国人教師の生徒に接する態度の差、経験年数による差、宗教による差、などを明らかにした。結論的には、日本人教師は、教育を心情的に捕らえ、自分がなんとか導いてゆこうとする教育愛を基礎として児童生徒に接しているが、外国人教師は、異なる多様な文化を持つ児童生徒に対し、はっきりとした行動や責任を重視し、情報を伝えていると考えられた。