抄録
本研究は、ザンビア国の後期基礎教育(8、9年生)の理科授業改善のために行った授業研究を事例として挙げ、その効果を考察する。授業研究は、青年海外協力隊隊員が配属された教員リソースセンターの主導で、教育省教員教育局の現職教員研修会として2004年7月に実施された。研修会には、地域の中心的な基礎学校において、周辺11校の理科教員が参加した。研修の目的の一つは生徒の思考を促す発問法にあり、協力隊員と二人の現地教師が発問に焦点を当てた研究授業を行った。研修の効果を測るために行なわれた授業観察では、教師の考えうる最高の授業において、生徒の思考を促す発問の増加が認められた。一方、通常授業では変化がないケースも見受けられた。