抄録
中学校におけるロボットコンテスト(以下「ロボコン」とする。)は,高専ロボコンを契機にして始まり,平成12年度からは全国大会も開催され,技術・家庭科(技術分野)の新しい題材として注目されている。今後,この題材を用いた授業実践はさらに広まることが考えられることから,早急に検討することが求められている。本研究では,ロボコンの現状と今後の課題を技術科教育の視点から検討した。具体的には,実際にロボコンに参加した生徒へのアンケート調査と,この題材を取り入れた授業実践での生徒への意識調査を基にして,考察を行った。これらのことから,ロボコンを取り入れた学習が技術科教育の題材として有効であるが,数余の課題があることが明らかとなった。