日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
セッションID: 2G2-A4
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発表
2G2-A4 児童期の学校外での活動スタイルおよび居住環境がトンボの形態・生態に関する知識に与える影響(科学認識,一般研究発表,転換期の科学教育)
生方 秀紀大沢 寿子
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抄録
自然の構成要素の一つであるトンボの形態・生態についての知識が小学生当時の野外での自然体験の質・量やテレビ・ゲーム・読書などの体験とどう関係しているかを知るために、大学生149名を対象としたアンケート調査を実施した。その結果、自然体験が多く、トンボに接する機会が多かった学生はよりトンボ(特に成虫の行動)について正確な知識を保有していることが明らかになった。また、自然体験は、自宅のまわりの住宅集積度が高いところでは少ないこと、テレビゲームなどの屋内遊びの頻度はトンボ体験ともトンボ知識とも相関しないこと、更に読書習慣もトンボに関する知識形成に貢献していることが判明した。
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© 2007 日本科学教育学会
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