抄録
子供の成長段階により、自然科学の知識や理解の仕方、あるいは教える側の理解して欲しい到達点は異なる。したがって、学習の方法や教室での教え方も異なる。立教学院理科研究会では、学院のように小学校から大学院まである教育環境の中で、このような成長による違いを認識し、小中高大の一貫連携を意識することで、子供たちにとって効果的で効率的な教え方が出来るのではないか、という考えの下、「光に関する学習」を題材に研究を始めた。2006年度は最初の取組として、「光」に関する子供たちの知識や理解とその差異についてアンケート調査を行った。ここではこのアンケートの結果について報告する。