日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
セッションID: 1G1-E2
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発表
1G1-E2 小学校理科教科書において観察・実験で扱われている動物教材の検討(教育実践・科学授業開発II,一般研究発表,転換期の科学教育)
岩間 淳子松原 静郎下條 隆嗣
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抄録
平成17年度発行の小学校理科教科書は,平成15年の学習指導要領の一部改正を受けているが,各学年の「観察・実験」で扱われている動物の種類は,平成14年度発行の教科書に比べ一般に多くなっていた.扱われている動物の多くは身近に見られ,そのほとんどが春に誕生し,秋までに成熟して子孫を残すものであり,春からの観察には適していた.その一方,「オオムラサキ」や「カブトムシ」は,都市では林が少なく自然の中で見付けるのは難しい,「アキアカネ」は盛夏に平地では見られない,「カイコガ」は自然の中では見られない,など注意を要する点も見られた.
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© 2007 日本科学教育学会
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