抄録
本研究は,小学校理科のブレンディッドラーニング環境下において,児童の動機づけの信念と自己制御学習方略について構成する因子を分析し,Pintrichら(1990)の先行研究との差異ついて追究した.その結果,「テスト不安」と授業に対する「本質的価値」の因子は,先行研究の解釈と同様であったが,自己効力感の因子については,「他者比較」と学習に対する「理解・取り組み」に関する因子の2つに分かれ,さらに,自己制御学習方略に関する因子は,その因子の他に,「理解困難」,「記憶方略」,「記述方略」に分類されることが示唆された.