抄録
理科における環境教育教材の一つとして,生態系へ重大な影響を及ぼし得る「酸性雨」が挙げられる。そこで,酸性雨と,酸性雨の自然への影響を調査するための指標である土壌を対象とした環境教育に関する研究を行った。始めに実践の前段階として,酸性雨・土壌の教材化に関する文献調査,小・中・高校の理科教科書調査と,高校生の酸性雨に関する知識・意識調査を行った。それらの結果をもとに,高等学校化学における環境教育を実践するために,高等学校の化学部生徒が,大学の研究室で酸性雨や土壌の各種測定,化学分析を行い,その測定データを化学の授業に活かす高大連携プログラムの開発・実践を行った。