日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
セッションID: 3I1-H1
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発表
3I1-H1 テクノロジによる学習支援研究の現状と課題(招待講演II,招待講演「科学教育研究セミナー」,特別セッション,転換期の科学教育:これからの科学的リテラシー)
竹中 真希子
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抄録
テクノロジによる学習支援研究は,情報技術の進展や,その時代に注目された学習理論を背景として発展し,近年では,関連する複数の学術研究領域が,新たに創設されてきている。科学教育の研究領域においても,テクノロジによる学習支援は,重要な課題として位置づけられており,その有効性が,多くの実践的研究を通して明らかにされてきている。特に,テクノロジを利用して協調学習支援を追究する,CSCL (Computer Support for Collaborative Learning)研究は,注目されている領域である。そこで,科学教育の領域で取り組まれている,代表的なCSCL研究を概観しながら,それらが教授・学習のどういった側面をいかに支援し,科学の学習に寄与しているのかについて紹介する。さらに.近年では,モバイル・テクノロジの急速な発展にともない,この教育利用の可能性も探求され始めている.このまだ新しい研究領域である,モバイル・テクノロジを利用した学習支援研究についても,その概要を示す。
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© 2008 日本科学教育学会
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