抄録
移行措置として本年度から「資料の活用」がスタートしているが、まだまだ実践例が少ない状況にある。本研究では、課題解決型の授業で最も難しいと考えられる「解決課題を見つける」ことに対する方策を考える。その1つは、分布を調べる必要がある状況を考えることであり,それらを大きく3つのパターンに分類して,それぞれの特徴にっいて述べる。また、課題解決の時間の確保のためのICTの活用の一つとして,独自に開発したヒストグラム作成ソフトについて,その基本的な機能について説明をする。これらのことを通して、少しでも、新領域「資料の活用」がスムーズにスタートすることを期待している。