日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
セッションID: 2B2-C4
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発表
2B2-C4 高校化学分野「混合物の分離」における「赤ワインの蒸留実験」と『理科ねっとわーくを利用した学習』の学習効果の検証(理科ねっとわーくを用いた理科授業の学習効果について,自主企画課題,次世代の科学力を育てる)
一木 博川村 康文中村 保裕
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抄録
昨年度からの研究に引き続き、デジタルコンテンツのポジティブな面を化学的視点から探り、その化学教育的新規性を科学技術振興機構の「理科ねっとわーく」に見出すことを試みた。高校化学分野「混合物の分離」における「赤ワインの蒸留実験」で、「理科ねっとわーく」を実際の実験とともに用いて行う授業(実験群)は、どの程度の効果があるのか、どのような成果が期待できるのかについて、実際の実験と板書による授業(統制群)との学習効果の比較検証を行った。検証の方法として、教育統計ソフトで分析する方法を用いた。結果は、「知識面」、「情意面」とも両群間に有意差は認められなかった。しかし、事前・事後アンケートのそれぞれの項目の平均点の差を比べると、実験群より実験群の方が事後アンケートの平均点が伸びていることがわかった。
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© 2009 日本科学教育学会
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