日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
セッションID: 1G2-I4
会議情報
発表
1G2-I4 高等学校理科教員実態調査報告 : 特色ある理科の取組及び様々な状況の違いと理科教育との関係について(科学教育人材養成,一般研究発表,次世代の科学力を育てる-社会とのグラウンディングを求めて-)
松本 誠木庭 治夫佐藤 明子進藤 明彦長谷川 仁子花上 和己町田 義昭山家 真二渡辺 怜子小倉 康
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抄録
高等学校における特色ある理科の取組として,スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校や理数科においては,課題研究や探究活動,プレゼンテーションカを高める学習などを積極的に行っている割合が高いが,普通科におけるその割合は低いことが明らかになった。また,普通科における四年制大学進学希望者割合の違いで比較すると,先端技術に関する学習や様々な見学・体験学習,発展的な取組などを行う割合は,いずれも進学希望者割合が高いほど高い傾向があることが明らかになった。さらに,普通科における教員の教職経験年数の違いで比較すると,他の教員の授業参観や授業改善のための話し合いなどは教職経験5年未満の割合が最も高く,探究的な活動の指導技術が十分あると答えた割合は教職経験年数が多い教員ほど高いことが明らかになった。
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© 2010 日本科学教育学会
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