日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
セッションID: 1G2-I3
会議情報
表紙
1G2-I3 教員対象WEBアンケートによる高校生物の生徒実験・実習の実施状況調査(教材開発(2),一般研究,次世代の科学力を育てる : 社会とのグラウンディグを進展させるために)
菊地 弘樹山野井 貴浩武村 政春
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
旧学習指導要領に基づく高等学校の生物教育において,実験・実習の実施状況調査が,大学生を対象には行われているが,より詳細な実施状況が把握できると考えられる現職の高校教員に対する調査はほとんど実施されていない.そこで本研究は,現職の高校教員を対象にアンケート調査を行うことで実験・実習の実施状況をより詳細に把握することを目的とした.WEBアンケート回答者総数は73名であり,やや偏りは見られたものの,様々な勤務年数,複数の地域の教員から回答を得ることができた.実施頻度得点と勤務年数との関係について,勤務年数が長いほど実施頻度得点が高くなる傾向があった.実施頻度は生物IIの方が生物Iよりも低く,実験形態は生物I・IIともに演示実験よりも生徒実験がよく行われていることが分かった.本研究の結果を基に考えると,新学習指導要領の「生物基礎」における「3章 生物の体内環境と維持」分野および「4章 生物の多様性と生態系」分野に該当する実験・実習が不足しており,その開発が必要であるといえる.今後は「生物基礎」においても同様のアンケート調査を実施するとともに,不足している分野の実験・実習の開発を行う予定である.
著者関連情報
© 2012 日本科学教育学会
前の記事 次の記事
feedback
Top