抄録
平成24年度より先行実施されている高校理科新学習指導要領に基づく生物教育では,今まで「生物I」で扱われてこなかったDNA(遺伝子)に関する分野を,「生物基礎」で扱うこととなった.本研究では,旧学習指導要領下における生物II「遺伝情報とその発現」分野において,教授の際にどのような活動教材が用いられていたか,また,複製・転写・翻訳がどれだけ理解されているかについて,大学新入生等を対象とした質問紙調査を行った.その結果,活動教材はあまり取り入れられていないこと,転写がDNA の両鎖で起こるという誤理解があることがわかった.そこで本発表では、正確なセントラルドグマの理解に加え,コミュニケーション能力育成の点から,活動教材としてロールプレイを用いることを提案する.