1A1-D3 現実場面の数理を探るための数式処理電卓の活用(数学教育におけるテクノロジー活用の将来像の考察3-「創造性の育成のための活用」と「基礎・基本の習得のための活用」2,課題研究,次世代の科学力を育てる : 社会とのグラウンディグを進展させるために)

抄録

本研究では、数学教育における創造性の育成を、数学教育の一般的な目標として位置づけ、その実現の方法として、テクノロジーを用いた様々な数学的な活動の指導にあると指摘した。本研究では、そのなかでも現実場面の数理を探究するなかで、先の数学的な活動の指導が可能であり、統合型テクノロジーの活用が適していることを示した。その具体的な実践として、RITEMATHSプロジェクトを検討し、特にマリーナのフィッシュ・ショップ問題を取り上げ、日本の中学校における実践を行った事例を示す。