抄録
本研究は,COSIA(Communicating Ocean Science to Informal Audiences)のセッション3「教授と学習」が教員の授業改善に有効と考え,日本の教員を対象に試行した.その結果,成果として,教員が普段行う授業方法の現状を分析でき,COSIA が教員の授業改善に有効であることがわかった.一方,課題解決の時間差,準備の困難さなどの課題が明らかになった.そこで,試行結果,COSIAセッション3のねらいや方法をもとに理科の授業改善を目的とした,新たな教員研修プログラムの開発を行った.