抄録
本稿は,技術科においてモデリングを取り入れた実践研究の方向性について検討した。まず,技術科におけるモデリングをITEA(2000)のSTLに基づき「対象またはデザインの詳細な視覚的,数学的あるいは3次元的な表現を用いること」と捉えた。その上で,社会における技術開発の場面でモデリングとシミュレーションが重要な役割を果たしていることに鑑み,その典型性と適切に技術科の学習内容・活動に導入することの重要性を指摘した。また,今後の授業実践の枠組みとして,①問題やニーズのモデリング,②アイディアを発送するモデリング,③アイディアを評価するモデリングの3タイプを提案した。