主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会第40回年会 大分大会
開催日: 2016/08/19 - 2016/08/21
本研究は,松山市内から選抜した科学的意欲・才能の高い中学生を対象として,科学者としての能力を伸長させるプログラムの開発を行った。具体的には,高度な科学的内容を扱う実験講座と,生徒たちが協働して科学研究を進める共同研究のふたつの育成プランを併用し,生徒の才能を刺激し,その伸長を測定した。行動分析の結果,学習内容が高度で理解度が低い場合において,生徒の外形的評価の低さと反比例して,生徒自身の内面的評価が高くなる傾向が認められた。本結果より,生徒自身の内面的評価を主体とした能力伸長評価法には一定のリスクがあり,人材育成では,本人の満足度以外の外形的評価を併用した複数の評価による多面的解析の必要性が示唆された。