日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
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Conceptual Profile モデル構築の実践
生物学領域「動物」概念を事例として
*志賀 優山本 容子
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p. 389-392

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抄録

本研究は,Conceptual Profile Theory(CP 理論)に注目し,生物学領域の新たな事例として,動物概念のCP モデルを構築すること,および構築したCP モデルを発話分析のツールとして用いて, 個人の思考特性の分析を行うことを目指した。「生命」に関する先行事例を参照し,ヴィゴツキーの発生的分析に依拠した方法論を通じて,4つのゾーンからなる「動物」の CP モデルを構築した。また,この CP モデルを中学生の発話分析に用いたところ,思考の前提として働く対象の区別や認識のしかたという次元から,被験者の異質な思考特性を分析することが可能であった。

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© 2019 日本科学教育学会
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