p. 67-68
本研究は,全ての子どもたちの能力を伸ばし可能性を開花させるための科学教育の質的・システム的転換を目指し,特にジェンダーや地域格差に配慮した科学才能教育カリキュラムを,学際的連携により,検討していくことを目的とする。本課題研究では,国内の理科自由研究・各種コンテスト受賞者の分析,1964 年にサイエンスハイスクールを設置した歴史のあるフィリピンにおける才能教育の現状と地方での実践,そして 2015 年より台湾で実施されている Asia-Pacific Forum for Science Talented の成果と課題について発表し,本テーマについて議論を深める。本発表では,地方の才能ある女子児童・生徒の実態に関する分析結果を発表する。