日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
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論文集
科学系博物館におけるユニバーサルデザイン手法の開発
*稲垣 成哲
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抄録

本研究の目的は,科学系博物館における感覚障害者向けの学習保障ガイドラインの体系化とその展示技法の開発,さらに具体例としての学習保障実践モデルの提案を行うことである。周知のように,H28 年4 月(2016) より「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が施行され,各方面における社会的障壁の除去・軽減は,必要かつ喫緊の問題として社会全体で認識されることとなった。しかしながら,科学系博物館等における感覚障害関連の障壁の除去・軽減は僅かな事例を除いて,ほとんど手つかずの状況であり,その克服のための研究知見,さらには学習支援への知見も蓄積が乏しいといわざるを得ない。そこで本課題研究では,情報デザイン・知能機械工学・福祉工学などの分野と連携しながら,本プロジェクトチームが取り組んできた研究の予備的な知見を提示し,参加者からのレビューを得るものとする。

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© 2019 日本科学教育学会
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