主催: 一般社団法人日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会第43回年会
回次: 43
開催地: 宇都宮大学
開催日: 2019/08/23 - 2019/08/25
Math for Excellenceの教材開発のためには,数学的能力・才能の高い生徒のより多くの抽出,およびその特徴の分析が不可欠である.そのため,(田村,2018)において数学的才能のチェックリスト(質問紙)を開発した.質問紙は,数学オリンピック予選合格者と一般的な高校生のグループから,予選合格者を正判別率93%以上で判別することができるが,マハラノビスの距離による2次の判別分析を用いたため,判別関数が非常に煩雑である(48変数の2次式).任意の集団から予選合格者の予測が容易に行えることが望ましく,本研究では,変数増加法によるロジスティック回帰分析を用いて,任意の集団に適用可能な汎用的でシンプルな回帰式を導出した.