本研究では,工業高校に在籍する生徒に対してコンピューテーショナル・シンキング(CT)についてÖzgen Korkmaz(2017)が作成したCT尺度を使用し質問紙調査を行った.本尺度は「創造」,「アルゴリズム的思考」,「協力」,「批判的思考」,「問題解決」の5つの因子から構成されており,これらに対して学年間及び筆者が設定した属性把握項目間による差異を検討した.結果,学年間には有意な差は認められなかったものの、理系科目を得意とする生徒や高校の授業理解度が高い生徒、細かい作業が得意な生徒は、CTの各因子の平均値が有意に高い傾向があり,CTについて学習の理解度や個人の特性に関連性があることが明らかとなった.