主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会第45回年会 鹿児島大会
開催日: 2021/08/20 - 2021/08/22
2020年から全面実施された小学校学習指導要領では、小学校でのプログラミング教育では、実体験を通してプログラミング的思考を育成することや、コンピュータの動作への気付きや仕組みを理解することが主な目的とされている。本研究では、入手が容易である小型人型ロボットを活用したプログラミング教育の可能性を研究する一環として、通常のプログラミングと小型人型ロボットのプログラミングの関連付けをおこない、小型人型ロボットを用いたプログラミング教育の可能性について検討した。この結果より、小型人型ロボットによる実体験を通したプログラミング教育の実施が可能であることが明らかになった。本研究で取り上げた小型人型ロボットは、拡張性を有し多様なセンサやアクチュエータを増設できる。この特徴により、発展的な学習や中学校、高等学校、大学等での活用も可能である、またコンピュータの動作への気づきや仕組みの理解も進むと期待できる。