日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
45
セッションID: 1
会議情報

論文集
高等学校工業科における「思考・判断・表現」と「主体的に学習に取り組む態度」の評価規準作成の構成原理
*佐伯 智成岡島 佑介大森 康正山崎 貞登
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

本研究の目的は,高等学校工業科の学習評価観点のうち,特に「思考・判断・表現」と「主体的に学習に取り組む態度」の評価規準作成とともに,A基準,B基準作成の構成原理を検討することである.国立教育政策研究所教育課程研究センター(2020)の「指導と評価の一体化」のための参考資料と,鈴木雅之(2019)の教育心理学からみた「主体性」と自己調整学習の構成概念を参考にして,工業科のおける「主体的に学習に取り組む態度」の「粘り強い取組を行おうとする側面」と,「自らの学習を調整しようとする側面」の構成要因をまとめた.また,「主体的に学習に取り組む態度」を育む学習過程モデルを提案した.さらに,工業科の「主体的に学習に取り組む態度」の評価規準,A基準,B基準の判別の根拠と,言語力との関連について論じた.

著者関連情報
© 2021 日本科学教育学会
前の記事 次の記事
feedback
Top