主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会第46回年会
回次: 46
開催地: 愛知教育大学
開催日: 2022/09/16 - 2022/09/18
本稿の目的は,3つの概念変容モデルを視点として,教科書での取り扱いの理論的背景を検討するとともに,モデルから導かれる指導への示唆を得ることである.小数の乗法の指導を3つの概念変容モデルに位置付けた.その結果,Posnerら(1982)では,倍の考えによる場面が有効であること,Hashweh(1986)では,累加の考えによる意味(個数のいくつ分)と割合の考えによる意味の対比が必須であること,Tsai (2000)ではでは90×3.4のような導入場面よりも,純小数の乗法が臨界事象として重要であることの示唆を得た.