主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会第46回年会
回次: 46
開催地: 愛知教育大学
開催日: 2022/09/16 - 2022/09/18
本研究の目的は,中学校の確率の授業で扱われる「2個のコイン投げ」の課題を反復試行の基礎として捉え,5回の反復試行を用いた「5人の血液型の問題」教材を開発し,その授業を行った.また,その授業後,反復試行を用いた判断ができるかどうかの小テストを行った.その結果,授業では積極的に問題解決に取り組んでいたが,比率が同じで,試行回数が違う反復試行の問題(10回中表が8回出る確率をP(A),30回中表が24回出る確率P(B)として,その値の大小比較)においての回答を分析すると,両方の確率が同じであると判断した生徒が40人/50人の76.9%という結果を得た.生徒の選択理由としては,「8/10=24/30 よってP(A)=P(B)」,「Aの場合のものを3倍するとBと等しくなるから」というように,全事象(間違った)と個別事象の比率を基に判断していることが解った.