日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
46
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中学3年生のグラフ解釈に関する経年比較調査
*小口 祐一青山 和裕藤井 良宜
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抄録

本研究の目的は,平成20年3月告示中学校学習指導要領の実施前後において,中学3年生のグラフ解釈の状況を把握し,実施されたカリキュラムの成果と課題を明らかにすることである.本研究では,茨城県,愛知県,宮崎県の中学校6校に協力を依頼し,中学3年生763名を対象にして,令和2年1月から3月までの期間にグラフ解釈に関する第2次調査を実施した.そして,平成22年11月から平成23年1月までの期間に実施した第1次調査の結果と比較した.その結果,「データの一部が省略された棒グラフ」を解釈する選択式問題に対して,第1次調査と第2次調査の反応のパターンに独立性がみられた.また,「積み上げ棒グラフ」を解釈する正誤判定問題に対して,第2次調査の正答率の方が高い傾向がみられた.実施されたカリキュラムには,基本的なグラフ解釈の能力の育成に成果がみられたが,直観的な読みを批判的に捉える力の育成に課題がみられた.

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