日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
46
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論文集
「里山管理ゲーム」を活用した小学校理科授業の評価:ゲームプレイ中の相互行為分析を通した伐採の必要性に関する知識獲得過程の事例的検討
*小林 和奏山口 悦司青木 良太武田 義明溝口 博楠 房子舟生 日出男杉本 雅則田中 達也稲垣 成哲
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抄録

里山の生物多様性や環境保全の学習支援を目指して,新階ら(2021)は「里山管理ゲーム」を開発してきた.この体験を通して,里山の生物多様性や環境保全に関する知識獲得が期待されている.しかしながら,これまでの研究において,小学校の授業実践における里山管理ゲームの活用とその学習支援上の有効性の検討はされていない.本研究では里山管理ゲームを用いた小学校理科の授業実践を行い,ゲームプレイ中の相互行為分析を通した伐採の知識獲得過程の事例的検討を行った.その結果,里山管理における伐採の必要性に関する知識を獲得できていた児童のペアでは,ゲームの得点を上げるために必要な管理を考える中で,後期種を伐採することの必要性への気付きが達成されていたことがわかった.一方,伐採の必要性に関する知識を獲得できていなかった児童のペアでは,後期種を伐採することの必要性への気付きが達成されていないことが明らかになった.

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