主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会第46回年会
回次: 46
開催地: 愛知教育大学
開催日: 2022/09/16 - 2022/09/18
これまで高校生を対象に理系人材を増やす介入が多く実施されてきた.しかしながら,近年の調査では高校生よりも前の段階で文系・理系の自己認識が形成されている可能性が指摘されている.そこで本研究では,「すでに中学校段階で文系・理系の強固な自己認識が形成されている」という仮説を設定し,全国規模の調査の二次分析を通してその妥当性を検討した.具体的には,2015年から継続中の縦断調査である「子どもの生活と学びに関する親子調査」の公開データを用いて,自身の文理適性を意識した時期(分析1),文系・理系の自己認識の変遷(分析2),将来的な文系・理系選択の予測可能性(分析3)を検討した.その結果,中学校第3学年から高等学校第3学年にかけて文系・理系の自己認識は固定的であり,中学校第3学年時点のデータを用いた機械学習によって一定の精度(約70%)で将来の文理選択を予測できることが明らかになった.