日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
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免疫のしくみの理解を目指した科学絵本の学校現場における有用性
*野口 悦川上 雅弘
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抄録

厚生労働省による「免疫アレルギー疾患研究10カ年戦略」をうけ,国内でアレルギー疾患対策が総合的に推進されはじめており,その中で,学校は地域の中核的な役割が求められるようになった.本研究では,教員の免疫アレルギー疾患への認識向上や児童の免疫アレルギー疾患の認識向上に資することを目的に,免疫のしくみを題材にした絵本を小学校の教職員に配布し,教室内などでの活用や絵本を利用したアレルギーに関する知識の伝え方に関する調査を行った.小学校内の様々な職種において,免疫に関する知識の必要性は全ての回答者が感じており,免疫のしくみを知る方法として,絵本の有用性を示す回答が得られた.教室・保健室・図書室での子供たちの閲覧に加え,読み聞かせや授業の教材,教員間の参考資料としてなど,小学校現場でのアレルギー・感染症に関わる様々な場面で,専門的な内容を扱った科学絵本が理解促進に寄与できる可能性が示唆された.

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