日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
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大学生の科学リテラシーの評価に関する基礎研究
*坪田 幸政杵島 正洋松本 直記
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抄録

本研究では,Gormally et al.(2012)が開発したTOSLSを基礎とし,科学リテラシーを「科学知識/科学的知見を導き出す科学の方法(探究の過程)に対する理解」と「定量的データや科学的情報を整理,分析,解釈できる力」に分け,前者に対して4つのスキル,後者に対して5つのスキルを定義して評価する全20問からなる評価ツールを作成した.2024年度春学期の履修開始時に調査した結果,「スキル4:研究計画の各過程(各要素)を理解し,それらが科学的発見や結論にどのような影響を与えるかを理解できる.」の正解率が最も低くかった.次にグラフの作成に関するスキルが低く,グラフの読み取りに関するスキルと比較して10%以上低くかった.また,情報源の信頼性に関するスキルも低いことが確認された.そして,証拠(エビデンス)がデータやグラフの「真偽」ではなく,「有無」で判断されている可能性が示唆された.

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