主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会第48回年会
回次: 48
開催地: 函館工業高等専門学校
開催日: 2024/09/13 - 2024/09/15
ルワンダ共和国の中学生が,数学の文章問題の解決過程におけるメタ認知の活用とその効果を明らかにすることを目的とした.Kayonza郡の公立高校11年生96名を対象とし,一次方程式の文章問題を解かせ,問題解決のプロセスをメタ認知の6つの視点を用いて評価した.正答者と誤答者の間でメタ認知の活用に統計的な有意差はなかった.つまり,正答を導き出せなかった生徒も,正答者と同様にメタ認知を活用していた.ただし,問題場面の理解における,問題を読む際に考えていたこと,問題を解く自信とその理由については,両者の平均に統計的な有意差があり,メタ認知的知識(人,課題,方略)に差があることが明らかとなった.問題解決の過程及び解決後のメタ認知の活用には大きな違いは見られなかったことから,正答者は,問題を解く前に既習の知識を効果的に思い出し,解法の道筋を立てる段階でメタ認知を効果的に活用していることが示唆された.