日本科学教育学会年会論文集
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Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
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「偏差値」の構造的理解を重視した統計授業の実践
ー生徒が日常生活で直面する問題に焦点を当ててー
*三輪 直也
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抄録

本稿の目的は,数学Ⅰの「データの分析」の単元において,「偏差値」の構造的理解を重視した統計授業を開発することである.データを分析する際に,「偏差値」を扱うメリットとして,尺度が異なるデータ同士でも平均値と標準偏差がそれぞれ50と10になることで,データ同士を比較しやすくすることと捉えて,そのメリットを生徒が実感できるようにすることを目指した.また,なぜ平均値と標準偏差がそれぞれ50と10になるのかの「偏差値」の仕組みそのものも理解できるように授業展開を工夫した.

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