日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
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高等学校生物における生徒の概念に基づく推論能力を高める授業デザイン
*林田 知子和田 一郎
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抄録

近年生命科学領域では分子生物学をはじめとする新たな知見の増加や,バイオテクノロジーなど工学等他領域との融合が進んでいる.高等学校理科における生物領域の学習内容でも,分子レベルの物質が複雑に関わりながら現象が成立していることの理解が求められている.教材等ではそれら理解のために外部表現(ER),モデル図,顕微鏡写真,アニメーションなどが用いられている.しかし,それらの不適切な解釈および未成熟な使用から,学習者の概念に基づく推論上の問題が発生しているという指摘がある.そこでSchönborn&Anderson(2009)が提唱した,学習者の能力に影響を与える7つの要因としてのCRM(conceptual-reasoning-mode)モデルを援用し,このような概念的な(conceputual)理解に基づく推論上の(reasoning)課題を解決してく方略と授業デザインについて明らかにした.

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