主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会 第49回年会
回次: 49
開催地: 広島大学 東広島キャンパス
開催日: 2025/09/05 - 2025/09/07
「昆明・モントリオール生物多様性枠組」では,生物多様性に関する広報,教育,啓発及びすべての主体による枠組についての理解の強化の必要性が訴えられている。本研究では,オーストラリアのクイーンズランド州湿潤熱帯地域とグレートバリアリーフという2つの世界自然遺産を周辺環境とするケアンズにあるケアンズ水族館を事例として,2025年5月に訪問調査して得た情報を基に,大貫・三好(2024)を援用しながら,生物多様性保全に関するサスティナビリティ・コンピテンシーの発揮を促す展示の工夫を分析した.その結果,ケアンズ水族館の展示には生物多様性保全に関する「サステナビリティのためのキー・コンピテンシー」全ての発揮が促される多様な工夫がなされていることがわかった. それらは,鈴木ら(2018)の述べるこれからの理科教育で育成を目指す4つのドメイン・オブ・コンピテンシーのための学びにも呼応すると考えられる.