主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会 第49回年会
回次: 49
開催地: 広島大学 東広島キャンパス
開催日: 2025/09/05 - 2025/09/07
本研究は,中学生高校生の「科学」の捉え方とその変容について検討するものである.理科と数学を横断する授業を設計するためには,生徒の実態を踏まえて指導内容を適応する必要があり,特に本研究では,生徒の「科学」に対する捉え方を把握すること,それを改善し深める授業が必要であると考える.本稿では,都内私立中高一貫校の高校1年生に対して,「物理」に対する捉え方の実態を調査した.その結果,小・中学校理科や生活経験に関する記述は少ないが,中学受験などの学習経験,動画や家族からの見聞により「物理は計算が大変」,「理論を理解していないと解けない」といった「計算」や「解く」という処理に目が向いていることが明らかになった.物理を「計算」という捉えになっている生徒は,指導計画の序盤では,他の生徒よりも捉え方が変容しにくいことも明らかになった.現象を物理や算数数学の視点で考える探究的な学びが必要であると考えられた.