主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会 第49回年会
回次: 49
開催地: 広島大学 東広島キャンパス
開催日: 2025/09/05 - 2025/09/07
中学校第2学年理科第1分野「電流とその利用」の数学に関する記述に対して,数学教育の立場から「不思議に思うところ」「おかしいと思うところ」「疑問を呈したいところ」などの提言を紹介する.(例1)オームの法則の単元では,電圧V,電流I,抵抗Rの関係式として,V = RI,I = V/R,R = V/Iが記載されているが,3つもの式が必要なのだろか.(例2)抵抗を並列接続したときの全体の抵抗Rは分数の和の形式で書かれているが,あらかじめ通分した式を示した方がよいのではないか.これらに対して物理教育側からの説明を与えた.数学教育からの提言は極めて理にかなっていて有益であり,物理教育のみに注目していたら見えてこない内容であった.したがって,これらの提言に対する物理教育からの説明を,教育現場に落とし込むことができれば,数学教育と物理教育との適切な教科間連携が実現できることが期待される.