主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会 第49回年会
回次: 49
開催地: 広島大学 東広島キャンパス
開催日: 2025/09/05 - 2025/09/07
本研究は,教育DXの視点から,中等教育の数学・物理・化学における「指導・学び・評価」の三要素を一体的に設計・実装・評価する「学びのシステム」の開発を目指した.従来の教育ICTとは異なり,指導・学び・評価を有機的に統合,教員自身がデジタル教材の設計者となる授業デザインを実践した.数学では動的図形やAR教材,物理では実験動画やプログラミング統合型教材,化学ではシミュレーションや3Dモデル教材といった多様なメディアを融合する教材を開発し,学習者の理解促進,動機づけ,評価支援に有効であることが確認された.また,形成的・総括的評価の両面での活用可能性や,操作ログ取得・手書き認識システムの開発も行われた.本研究の成果は,国際的な動向と整合し,教育の質的変革への寄与が期待される。一方で,教材開発負担,教員支援,ICT環境の差といった持続的実装に向けた課題も顕在化した.