主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会 第49回年会
回次: 49
開催地: 広島大学 東広島キャンパス
開催日: 2025/09/05 - 2025/09/07
島根県は中山間地域が多く,少子高齢化,人口減少が進み,社会・経済の縮小,ひいては地域の活力・魅力の衰退が懸念されている.島根県のこうした状況は他地域の将来の課題を示している.「VUCAの時代」と称されるように急速な技術革新やグローバル化の進展が将来予測を困難にしている時代において,島根県唯一の国立大学である島根大学の使命は,持続可能な社会構築を目指して,将来のイノベーションを担う科学技術人材を発掘・育成することである.島根県の高校生と家族への調査研究によると,従来の価値観から脱却し地元に根差した新たな価値の創造のための新たな視点が「地方」を論じるために必要とされる.我々は,島根大学GSC事業の受講生(高校生)の実例から,この視点について考察し,自ら考え身近なリソースを活用しながら価値を創造できる人材を発掘・育成することの重要性を再確認した.本稿では,島根大学GSCの取組の工夫を紹介する.