日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
セッションID: 63
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論文集
数学教育におけるリスク対応を意図した教材開発と授業実践の視点
-中学校第2学年「夏の外での活動はいつまで実施できそうか」の分析-
*笹瀬 大輔
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抄録

本研究の目的は,中学校数学科におけるリスクを扱った教材研究と授業実践を通して,教材開発の要件と授業で扱う上での留意点を導出することである.中2を対象として「暑さのリスク」を題材として,教材開発及び授業実践と分析を行った.生徒は,過去5年間の気温の折れ線グラフの変化の様子,熱中症指数の箱ひげ図の四分位数などを読み取り,データを根拠として夏の外での活動期限の日を積極的に話し合った.考察の結果,リスクを数学で扱う上で望ましい教材の要件として,生徒に身近で読み取りやすいデータがあること,目的があるリスク分析をすることの2点が得られた.また,リスクを数学の授業で扱う留意点として,「避けられないリスク」をあえて扱うこと,主観的リスクから客観的リスクに変換することの2点が得られた.

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