日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
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数学教育におけるグローカルカリキュラムとその分析枠組みの考察
*高阪 将人
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抄録

近年,グローバル化と地域社会の変容を背景に,数学教育カリキュラムにも地域と世界を接続する「グローカル」な視点が求められている.本研究では,数学教育におけるグローカルカリキュラムを,民族数学,ふるさと教育,ローカルカリキュラムというローカルに基盤を据えた取り組みを,グローバルな課題に接続するという視点から検討した.また,その分析枠組みとして,OECDのエコシステム・アプローチを採用し,国家政策から学習者レベルまでの多層的な相互作用を捉える重要性を論じた.その結果,数学教育におけるグローカルカリキュラムを,地域課題を数学的に読み解き,そこからグローバル課題へと橋渡しする探究型カリキュラムと定めた.また,そのカリキュラムの分析枠組みとして,OECDのエコシステム・アプローチを用いることの妥当性を示した.今後は,実践事例を通じた枠組みの検証と理論の深化が課題である.

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