日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
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論文集
高等学校理科「科学と人間生活」の概要
*藤枝 秀樹松原 憲治
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抄録

現行の学習指導要領(平成30年告示)において,高等学校理科は9科目で編成される.その一つは標準単位数が2単位の「科学と人間生活」である.現在,環境問題やエネルギー問題といった地球規模での課題が増す中,人間が自然と調和しながら持続可能な社会を構築することが強く求められている.そのためには,身の回りの事物・現象から地球規模の環境までを視野に入れて,科学的な根拠に基づいて多面的に捉え,総合的に判断できる力を身に付ける必要がある.また,今日,科学技術の成果は社会の隅々にまで活用されるようになっており,国民一人一人の科学に対する興味・関心を高め,基礎的な素養を養うことは極めて重要である.このため,「科学と人間生活」においては,科学の原理や法則が科学技術として日常生活や社会の中でどのように利用され,結び付いているかを具体的に示しながら,科学を学ぶ意義や有用性を実感させ,生涯にわたって科学に興味・関心をもち続け,自然の事物・現象を科学的に探究するために必要な資質・能力を育成するというねらいがある.

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